
はい。
ツリィハウスの6です。
前回は屋根の垂木を張ってフィニッシュで
今回は屋根をふくまえに野地板を張ったり
看板を作ったり、落ち葉や枯れ木をあつめて燃やしたりと
まあ大勢でにぎやかに行いました。
毎度のことながら、完成の一歩二歩手前で
帰ることにあいなりまして、
あい。
次回のお楽しみです。
というわけで、
大田市立図書館で『草にすわる』
という詩集があり借りました。
一言でいうとアタリでした。
近年まれにみぬ大当たり。
草に すわる
わたしのまちがいだった
わたしの まちがいだった
こうして 草にすわれば それがわかる
八木重吉 / 草に すわる
これをうけて
間違い
わたしのまちがいだった
わたしの まちがいだった
こうして 草にすわれば それがわかる
そう八木重吉は書いた(その息遣いが聞こえる)
そんなにも深く自分の間違いが
腑に落ちたことが私にあったか
草に座れないから
まわりはコンクリートしかないから
私は自分の間違いを知ることができない
たったひとつでも間違いに気づいたら
すべてがいちどきに瓦解しかねない
椅子に座ってぼんやりそう思う
私の間違いじゃないあなたの間違いだ
あなたの間違いじゃない彼等の間違いだ
みんなが間違っていれば誰も気づかない
草に座れぬまま私は死ぬのだ
間違ったまま私は死ぬのだ
間違いを探しあぐねて
谷川俊太郎 / 間違い
八木重吉全詩集がほしい
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